裏高尾(日影沢・城山) キビタキ 野鳥観察
サーモグラフィー野鳥観察の実験を兼ねていた野鳥観察です。
舞台は裏高尾の日影沢から城山です。
探鳥時間:9:00〜16:00
天気:快晴
高尾駅からバスで日影まで行き、日影から日影沢キャンプ場へ歩きます。
そのまま城山に向かいますが、ここまで何も観察できません。。。
城山山頂付近になり、ようやくキビタキの囀りが聞こえますが、姿は見えず。
その後すぐにホオジロが現れ、なんとか撮影出来ました。
城山でなめこ汁を食べて次は高尾山へ。
高尾山へ向かう途中の登山道でキビタキを発見。じっくり観察できました。
その後特に何も観察できず、高尾山へ到着。とろろそばを食べてコーラを飲みます。
少し休憩した後、4号路を通り2合路から蛇滝へおります。
蛇滝へ向かう道でメジロを確認することが出来ました。
サーモグラフィーで野鳥観察 その2
前回の続きです
梅雨でなかなか野鳥観察する機会が訪れず、長らく時間を開けてしまいましたが、ようやくサーモグラフィーを試すことが出来ました。
さて、気になる結論ですが。。。
サーモグラフィー(Therm App)での野鳥観察は気温が低い日か、曇の日でないと難しい。という結論です。
理由は下記の通り
- 気温が高いと、周りの樹木や石などが軒並み30度を超える。30度を超えると野鳥との温度差が小さくなり、強調されにくくなる。
- Term Appは、感知している範囲の最低気温と最高気温との幅を、ヒートマップなどで表現する。要は相対比較である。晴れていると、日があたっている場所とそうでないところの温度差が大きく、野鳥の温度がちょうど中間にあたるため、強調表現されにくい。
前回試した時は、うまく協調表現されたのですが、これは前回試したタイミングが、気温が低く(26℃程度)曇りだったため、うまく強調表現されたのだと考えられます。
今回試した際は、気温が高く(30℃程度)で快晴だったため、うまく強調表現されなかったのだと考えられます。
以上のことから、サーモグラフィー(Therm App)での野鳥観察は気温が低い日で、曇の日でないと難しい。という結論が一旦でました。
夏以外の季節ではうまく機能するかもしれません。
さて、このTherm AppはSDKが公開されているため、ソフトウェアレベルであれば自分で改造することができます。
次は、Therm Appを夏でも野鳥探知機として、うまく機能するように改造する。を実施してみます。
お楽しみに!
かわいいジョウビタキ
最近雨ばかりで野鳥観察ができませんので、ブログがなかなか更新できません。。。
といううわけで在庫からジョウビタキの写真を投下します。
めっちゃかわいいのでぜひ見てください!
バードウォッチングを夏休みの自由研究に!
夏休みの自由研究にバードウォッチングを!
後一ヶ月ほどで小学生は夏休みですね。
夏休みには自由研究がつきものですが、お子さんをお持ちのお父さん・お母さんは、自由研究のテーマに悩むお子さんを見たことがないでしょうか?
工作、昆虫採集などが自由研究の定番のように思いますが、バードウォッチングをテーマにするのも良いと思います。
身近なところにも多く生息している野鳥
自然が豊かな場所に住んでいる方は、様々な野鳥がいることを知っている方も多いと思いますが、都会にもカラスやスズメ、ハトといったメジャーな鳥以外にも、多くの野鳥が生息しています。
シジュウカラ
コゲラ
カワセミ
上記の野鳥は東京であれば、新宿御苑、明治神宮、皇居東御苑などの都心部でも見ることができます。その他に石神井公園、国営昭和記念公園、上野公園、葛西臨海公園などの大型公園であれば様々な野鳥を手軽に見ることができます。
大自然ならではの野鳥
こちらは、山中や森林部に行くことで多く見られる野鳥です。
少し面倒かもしれませんが、オオルリ、キビタキ、コマドリなどの見た目がきれいな鳥が多く、自由研究としては面白みがあるかもしれません。
関東周辺では高尾山(東京)、筑波山(茨城)、早戸川林道(神奈川)、戦場ヶ原(栃木)、柳沢峠(山梨)などがオススメです。
オオルリ
キビタキ
コマドリ
これらの野鳥は少々見つけるのが難しいですが、その分見つけた時の感動は大きいです。単純に野鳥を観察する以外にも、そういった努力が実った喜びを学べることもバードウォッチングを自由研究にオススメしたい理由の一つです。
必要な道具
双眼鏡、野鳥図鑑は野鳥観察する上で必須でしょう。カメラはあるとより良く、自由研究の成果物に写真を添付すれば、簡単な図鑑が作れます。
双眼鏡
OLYMPUS ダハプリズム双眼鏡 8x21 RCII シャンパンゴールド 小型軽量モデル
- 出版社/メーカー: オリンパス
- 発売日: 2010/04/23
- メディア: エレクトロニクス
- 購入: 6人 クリック: 5回
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カメラ
Nikon デジタル一眼レフカメラ D3300 18-55 VR IIレンズキット ブラック D3300LKBK
- 出版社/メーカー: ニコン
- 発売日: 2014/02/06
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野鳥図鑑
更にスマートフォンで使える図鑑もあり、便利です。
野鳥の同定/バードウォッチングの記録なら【ZooPicker】
バードウォッチングのマナー
- むやみに野鳥を追い回さない。双眼鏡で少し遠くから眺めるようにする。
- 撮影するときや双眼鏡を覗くときに、通行人に迷惑がかからないように気をつける。
- 餌をあげない。
- 入ってはいけないところに入らない。
- もし、鳥の巣やひなを見つけても近寄らない。親鳥が子育てを放棄してしまうことがあります。
以上のことに気をつけて、お子さんとバードウォッチングを楽しんでみてはいかがでしょうか。
サーモグラフィーで野鳥観察 その1
サーモグラフィーで野鳥観察はできるか
野鳥はなかなか見つけるのが難しいです。特に春夏が難しい。
鳥は体温が高いので、サーモグラフィーを使えば見えづらい鳥もくっきり見えるのでは?と思い試しました。
使用したサーモグラフィー:Therm App
Therm AppはイスラエルのOpgalが開発した赤外線カメラです。
Therm AppをUSBでスマートフォンやタブレットなどに接続し、サーモグラフィーとして使用できます。
価格はセールで$939
検証1. ThermAppは野鳥を感知できるか
写真は約20mの距離にいるガビチョウですが、くっきりと熱源が表現できています。
撮影者が隣同士に並んだためズレが生じていますが、ThermApp上の左下の線が電線で、中央より少し右にある黄色い部分がガビチョウです。
Therm Appは19mm、写真は80mmレンズで撮影した写真ですので、少々大きさに差があります。ちなみに20mでこの位置ににいるガビチョウは目視で余裕で確認できますので、Therm Appを利用する価値は低いですが、野鳥そのものははっきり感知できることがわかります。
検証2. Therm Appで目に見えない野鳥の居場所を知ることができるか。
結論から言うと、少なくとも双眼鏡などを通さない目視よりかは、早く野鳥の居場所を知ることができます。薄暗い山中では目や双眼鏡よりはるかに高精度です。
目視や双眼鏡を通す場合は、暗いところであったり、野鳥が風景の保護色になっていたり、遠かったりすると、発見が難しいですが、熱源を感知するTherm Appではそういったところでもはっきりと居場所が分かります。
逆に、野鳥と同程度の赤外線を発している(≒温度が近い、高い)物体が多い場所では、発見しにくいです。例えば、電線やコンクリートの建造物、街灯などが当てはまります。
以上のことから、森林や山中では使えますが、都市公園や町中では使いものになりません。
今後も検証を続けていきます
今回はなんとなく野鳥をきちんと発見できるかどうかの確認程度でしたので、次は様々な状況や場所で検証を行ってみたいと思います。
気になる方はブログ読者となるか、Twitterをフォローしてもらえれば、続編の配信をお知らせいたします。
自分で試したい方
Therm AppはOpgalのオンラインストアでイスラエルから輸入できます。(日本での販売はなさそうです。自分で輸入するしかありません。(もしくは輸入代行))
Infrared Thermal Imaging and Near IR Illumination Products - Opgal.com
値段も$939で高いし個人輸入はハードルが高いという方は、似たような商品をAmazon で購入できます。
Seek Thermal スマホ用サーマルカメラ スマートフォン用赤外線IRカメラ【並行輸入品】 (Android(アンドロイド用))
- 出版社/メーカー: Seek
- メディア: エレクトロニクス
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上記のSeek ThermalとFLIR ONEは試していませんが、値段はTherm Appより安いです。
野鳥観察におすすめの野鳥図鑑【初心者向け】
初心者におすすめの野鳥図鑑
バーダーであれば所持必須の野鳥図鑑。多くの種類がありますが、どれが良いのでしょうか。実は、用途によってどれが良いのかはまちまちです。
最近はインターネットも栄えてきたので、そういったサービスを使うのも良いですが、まだまだ書籍は現役だと思います。
私は、いろいろな野鳥図鑑を見て買いましたが、とりあえず買ってみたほうがいい本は下記の図鑑です。
撮影した野鳥を家でじっくり同定する場合
以下の理由で、日本の野鳥650をおすすめします。
- 野鳥の種類が豊富
- 写真が綺麗で同定しやすい
- 生息地や生態、鳴き声など同定に重要な情報が豊富
お値段が少し高めですが、持ってて損はない品物だと感じています。
野鳥観察時に利用するポケット図鑑
以下の理由で、ひと目で見分ける287種野鳥ポケット図鑑がおすすめです。
- 絵で解説されているため、細かいポイントがわかりやすい
- 大きさである程度の逆引きができる
- コンパクトで安い上に、287種類と情報が豊富
特定の種類について調べる
細かい同定ポイントを抑えたい場合、特定の種類について解説した図鑑がオススメ。
カモ
決定版 日本のカモ識別図鑑: 日本産カモの全羽衣をイラストと写真で詳述
- 作者: 氏原巨雄,氏原道昭
- 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
- 発売日: 2015/11/02
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
シギ・チドリ
本なんかいらねえ!スマホやPCで使える良いのはないのか?
以下の理由で、拙作のWebサービスZooPickerを使うのをおすすめします。
- スマホで使える
- 逆引きが簡単(野鳥の色や大きさなどの特徴から引き当てるのが容易)
- インターネットの情報なので、常に更新されていく
それ以外にもバードウォッチングを楽しくする様々な機能が盛りだくさん!
新機能も順次追加していきます。