BIRDS OF EAST ASIA を買いました
台湾(阿里山)探鳥へ向けて、BIRDS OF EAST ASIA を買いました。
BIRDS OF EAST ASIAは、日本を含めた中国、台湾、韓国、ロシアなどの東アジアの野鳥について、まとめられた本です。
日本ではマイナーな野鳥も多く掲載されており、合計985種類の野鳥が挿絵付き(しかもオスとメス両方)で解説されています。
生態や生息環境、形態、が文章で解説されているとともに、地図で生息域が示されています。生息域は、冬鳥・夏鳥・留鳥・渡鳥・迷鳥の5つの区分で示されています。
ページ構成は通常の図鑑にありがちな種ベースの構成ですが、鳥の名前や生息域から
逆引きが出来るようになっています。見たい鳥をどこで見られるか、台湾ではどんな鳥が見られるか、などの使い方も出来ますね。
日本の図鑑以外を買うと、迷鳥などの同定に強くなると思います。
そして何より、見たことがない鳥を見ることが面白いので、海外探鳥の予定がなくとも、洋書を購入する価値は高いと思いました。鳥好き必見です。
Birds of East Asia: China, Taiwan, Korea, Japan, and Russia (Princeton Field Guides)
- 作者: Mark Brazil
- 出版社/メーカー: Princeton Univ Pr
- 発売日: 2009/01/26
- メディア: ペーパーバック
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野鳥撮影 ロクヨンで使う三脚と雲台
ロクヨンで使う三脚と雲台の組み合わせ
前回、野鳥観察で使うカメラやレンズは、APS-Cカメラ+大砲レンズ(特にロクヨン)がおすすめという話をしました。
ロクヨンを使うにあたり必須なのが、三脚と雲台なのですが、こちらも初めての方は何を買えば良いのかわからないと思います。
そんなわけで、何を買うと良いかという話になりますが、三脚はGITZO以外の選択肢がないと思います。
雲台はビデオ雲台がおすすめで、少々高いですがザハトラーがおすすめです。
GITZOの何がおすすめか
私はGT4542SLを購入しました。カーボン製なので約2.3kgと軽量な上、耐荷重25kgでロクヨンを乗っけても抜群の安定感で超おすすめです。
上記GT4542SLの他に、更に安定感のあるGT5542SLがありますが、重さが2.8kgで重くなってしまいますし、 GT4542SLで十分と感じる以上、オーバースペックです。
(カメラ2kg+レンズ5kg+雲台3kgで計算しても合計10kgなので、耐荷重25kgで十分です)
ザハトラーの何がおすすめか
私はFSB8を購入しました。重量は2.15kgで、耐荷重は9kgです。
ザハトラー雲台は、雲台に求められる"きちっと固定出来る"と"なめらかに動かせる”の相反する二つの要件をきちんと満たしている数少ない雲台です。
ロクヨンのような重たくて長いレンズだと、固定したつもりでもちょっとずつズレてしまったりすることがありますが、このFSB8ならその心配はありません。
先に紹介したGT4542SL三脚に上記FSB8を付ける場合、専用のアダプターが必要です。
※GT4542SL+FSB8ではない場合、下記のアダプターは使えないケースもあるので注意してください。
野鳥撮影においての三脚と雲台は、レンズやカメラと同じぐらい大切なアイテムです。
三脚や雲台がお粗末で、ブレてしまったり、鳥の動きに合わせられなくて良い写真が取れなくてはせっかくの良いカメラ・良いレンズが活きません。
ましてや、三脚が倒れてレンズが壊れてしまってはお話になりません。
三脚や雲台だからと手を抜かず、いい品物を購入することをおすすめします。
またロクヨンの場合、照準器を使用することをお勧めします。詳しくは以下の記事を参照
野鳥撮影におけるEOS7DMarkⅡとロクヨン
野鳥撮影で使うカメラやレンズは金額が高いので、どういった組み合わせにするかお悩みの方が多いと思います。
特に
・APS-Cかフルサイズカメラのどちらにするか
・どの大砲レンズを使えばいいか
ということにお悩みの方が多いと思います。
私も同じように悩んでいた一人で購入するまでに色々と調べましたが、なかなかよい情報にたどり着くのが難しかったので、私が調べた情報と実際に購入した後の感想などを記録し、みなさまの参考になればと思います。
タイトルの通り、私はEOS7DMarkⅡとロクヨン(EF600mm F4L IS Ⅱ USM)を購入しました。
最終的にその組み合わせにして良かったと思っているので、主にEOS7DMarkⅡとロクヨンが良い理由を記録しようかと思います。(別のタイミングで三脚・雲台などの付属品も記録します。)
※サンプル写真
APS-Cかフルサイズのどちらにするか
画角が狭いAPS-C機と画角が広いフルサイズ機では、ほとんどの被写体では表現力が豊かなフルサイズ機が有利ですが、野鳥撮影においてはそうとも言い切れません。
なぜならば、画角が狭いということは、それだけ倍率が高い(ズームが効く)ということだからです。
Canonの場合、APS-Cとフルサイズでは画角が大体1.6倍の差があるため、APS-C機に400mmレンズを当てた場合、フルサイズ機に640mmのレンズを当てた場合とほぼ同じ倍率になります。
クロップ(画像のトリミングや切り出し)と違い、画素数が低下することはありませんので、フルサイズ機より焦点距離を稼げるAPS-C機は、野鳥撮影で有利といえます。
十分に野鳥に近づける環境(概ね10m以下)であれば、フルサイズの豊かな表現力を取っても良いのかもしれませんが、野鳥に近づけることは多くないので、少しでも焦点距離を稼げるAPS-C機を、私はおすすめします。
CanonでのAPS-C機の中では、現状で最高スペックなのがEOS7DMarkⅡです。
EOS7DMarkⅡは、野鳥観察で必要な連射能力も最大毎秒10枚と高く、まさに野鳥撮影のためのカメラと言っても過言ではありません。
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 7D Mark IIボディ EOS7DMK2
- 出版社/メーカー: キヤノン
- 発売日: 2014/10/30
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どの大砲レンズを使えばいいか
大体の人は金額面と汎用性の兼ね合いで、ゴーヨンやヨンニッパなどの短い焦点距離+1.4エクステンダーという選択か、ロクヨンやハチゴローを買うかという選択で迷うかと思います。
結論から言えば、カワセミやヒタキなどの小鳥メインであればロクヨンがおすすめです。
まず、大砲レンズの被写体を野鳥のみと考え利用するのであれば、距離が近くて困ることが少ないので、焦点距離が長ければ長いほど有利と考えます。
そう考えると、短い焦点距離を使える価値はあまりないということになります。
エクステンダーをつけると僅かですが画質劣化がおきますし、例えば400mm*1.4=560mm純粋な600mmレンズでは600mmのほうが画質が良いでしょう。
それに400mm+1.4エクステンダーの組み合わせは新品で100万円程度になります。
500mm単品で80万、エクステンダーを付けても85万円程度ということを考えると価格メリットもないですし、400mmはボケが強く近くに来た野鳥を綺麗に写すのには向いているというメリットもありますが、ほとんどの野鳥撮影では距離不足かと思います。
次に500mmレンズですが、大きなメリットは価格が安いこと(約80万円)です。600mmは単品で105万円程度ですし、800mmに至っては130万円程度です。
ただそれ以外にメリットが思い浮かびません。500mmと600mmはお互いf値が4なので、お金があれば600mmを買った方がいいでしょう。800mmはf5.6なので、単純比較はできないです。
最後に600mmと800mmの比較ですが、600mmの良い所は、超望遠レンズでありながら、f値が明るくボケが強いことです。800mmの良いところは、超望遠が効くということです。
被写体にもよりますが、私は小鳥をメインに撮影しています。小鳥であれば600mm(APS-C機換算で840mm)で不足と感じる機会は殆どないです。
ですから、表現力が豊かな600mmのほうが向いていると感じます。
猛禽類や、海鳥などはもうちょっと距離があってもいいと感じる機会が多いので、小鳥メインなら600mm、猛禽や海鳥メインであれば800mmという選択が無難かもしれません。
Canon 単焦点超望遠レンズ EF600mm F4L IS II USM フルサイズ対応
- 出版社/メーカー: キヤノン
- 発売日: 2012/05/31
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まずは買って使ってみること
ここまで機材にお金を投じようとしているあなたは、立派な野鳥オタクです。
野鳥オタクであれば、今までより鮮明に映る鳥の姿を見れば絶対に買って後悔はしません。
自分も手持ち用400mmズームから意を決して乗り換えましたが、全く後悔していません。野鳥撮影をより楽しみましょう!
葛西臨海公園 トラフズク
八柱霊園 オジロビタキ 2016
八柱霊園にオジロビタキを観察に行きました。
前回行ったところと出現場所が変わっています。
梅が咲いているところにオジロビタキがやってきて、梅とのコラボレーションが撮影できます。
もともとオジロビタキが観察されていた部分ではアトリが出現していて、アトリ待ちの人がちらほらといます。
詳細は下記リンク参照