野鳥撮影にOM-D E-M1 MarkIIは使えるのか
OM-D E-M1 MarkIIは野鳥撮影に使えるのか?
野鳥撮影はNikonやCanonの一眼レフカメラを利用するのが定番となっています。
NikonであればD7200やD500、D5、CanonであればEOS 7D Mark2や1DX Mark2などの主に高速連写を売りにしたタイプです。
多くの野鳥撮影者が上記のようなカメラを利用しており、それで撮影される野鳥も美しく撮影されているものが多いので、実績としても十分なのでしょう。
しかし、最近はミラーレス一眼レフも高性能化していて、その中でもOM-D E-M1 MarkIIが撮影に使われることが増えてきています。そこで、ミラーレス一眼レフは野鳥撮影に使えるのかを探っていきたいと思います。
コンパクトに焦点距離を稼げることが魅力なOM-D E-M1 MarkII
野鳥撮影に使われるミラーレス一眼で、最も注目されているであろう機種がOM-D E-M1 Mark2です。
このカメラはセンサーサイズがマイクロフォーサーズとなっていて、画角が狭い代わりに実質的な焦点距離がフルサイズと比べて約2倍なります。APS-Cと比較しても1.3倍から1.4倍ほどです。
この性質を生かして超望遠撮影をコンパクトに行えることに、OM-D E-M1 Mark2の魅力はあります。
例えばCanonの7D mark2に400mm f5.6L USM のレンズをつけた場合、焦点距離は約640mmになります。
対してOM-D E-M1 Mark2はマイクロフォーサーズなので、M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PROをつけることで焦点距離は約600mmとなりほぼ同等の距離となります。
これらのセットに対するサイズ・重量は以下の通りとなり、OM-D E-M1 Mark2のセットがいかに取り回しやすいかお分りいただけるかと思います。
7D mark2(820g)+レンズ(1250g)で合計2070g。
レンズ最大径x長さ:90x256.5mm
OM-D E-M1 Mark2(498g)+レンズ(1270g)で合計1768g.
レンズ最大径x長さ:92.5x227mm
レンズの最大径は2.5mmほど7D mark2のセットが小さいものの、重さではOM-D E-M1 Mark2のセットの方が約300g軽く、レンズも30mmほど短いです。
またこのカメラはAF/AE追従で最高18コマ/秒の高速連写性能を誇り、D5や1DX Mark2よりも連写性能に遥かに優れています。この点がまず野鳥撮影における魅力の一つです。
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