沖縄の野鳥
日本の野鳥観察において、沖縄は特別なエリアと言えます。
それは、本州とは気候などの生息環境が日本の他の場所とは大きく違い、距離も離れているため、生息している野鳥が本州などとは大きく違うからです。この中には沖縄の固有種も含まれています。
また、島が多く渡りのシーズンに旅鳥や迷鳥も舳倉島や飛島などと比較されるほど多くやってくるからです。
さて、そんな沖縄にはどんな野鳥がいるのでしょうか?
アカヒゲ
アカヒゲは、コマドリ属に分類される鳥類で、コマドリと似ている鳥です。
アカヒゲの学名がErithacus komadoriで、コマドリの学名がErithacus akahigeとなっていて、逆転してしまっているのは有名な話です。
アカヒゲは沖縄の他に、奄美諸島などにも生息していて、冬には台湾などに渡ったりもしますが、沖縄の野鳥と言っても過言ではないかと思います。
沖縄では比較的ポピュラーな野鳥なので、沖縄に行った際にはぜひ観察したい野鳥ですね。
ノグチゲラ
ノグチゲラは、キツツキ科ノグチゲラ属に分類される鳥類で、いわゆるキツツキの一種です。
なんと、ノグチゲラは沖縄本島の北部にしか生息していないと言われていて、沖縄県でしか見られない沖縄の固有種となっています。
さらにIUCNレッドリストではCR(絶滅寸前)と評価されており、とても貴重な野鳥となっています。
絶滅しないようにと、立ち入り禁止の保護地区を設けるなどの保護活動が行われています。
ヤンバルクイナ
沖縄といえばヤンバルクイナで、こちらもノグチゲラと同じように沖縄北部にのみ生息する、沖縄の固有種となっています。
IUCNレッドリストではEN(絶滅危惧)と評価されていているが、環境省レッドリストではCR(絶滅寸前)と評価されていて、ヤンバルクイナも保護活動が必要となっています。
その他には
この他にもリュウキュウサンコウチョウ、リュウキュウキビタキ、リュウキュウアカショウビンなど、本州で見られる種類の亜種が生息しています。 また、固有種ではありませんが、カンムリワシ、シロガシラなど本州ではまず見られない野鳥も多く見られます。 その他にも沖縄には魅力的な野鳥が多く生息しています。詳しく以下をチェック!